「例のプール」とは?AVで何度も見る伝説の撮影スタジオの正体・場所・歴史を徹底解説

AV撮影などで「例のプール」として知られるPstudio Hanazono Roomの温水プール
数多くの映像作品に登場し「例のプール」の愛称で知られるHanazono Roomのプールエリア

AVを見ていて、「このプール……また出てきたな」と思ったことはないだろうか。

黒いフレームに囲まれた巨大なガラス窓。明るい自然光。青い室内プール。そして、どこかバブル期の豪邸を思わせる独特の空間。

出演者も作品も違うのに、なぜか背景だけには見覚えがある。

その正体こそ、AVファンやネットユーザーの間で長年「例のプール」と呼ばれてきた有名撮影スタジオだ。

🏊 結論:「例のプール」は本当に実在する

正式には東京都新宿区にあるピースタジオの「No.136 Hanazono Room」。しかも現在は、運営会社自身が公式サイトで「No.136 Hanazono Room『例のプール』」と案内している。

新宿
温水プール
伝説のロケ地

正式名称No.136 Hanazono Room「例のプール」
運営ピースタジオ
所在地東京都新宿区新宿1-19-10
スタジオ面積186坪 / 614㎡
フロア9階・10階の2層構成
プールサイズ縦6.6m × 横3.2m
水深約1.0~1.2m
主な特徴温水プール、約6mの吹き抜け、大型シャンデリア、暖炉、バーカウンター、ピアノ、キッチン、複数の洋室など

そもそも「例のプール」とは?

「例のプール」という言葉だけ聞けば、何が「例」なのか分からない。

ところが長年AVやグラビアを見てきた人の場合、写真を一枚見せるだけで話が通じてしまうことがある。

それほど繰り返し映像作品に登場し、視聴者側に風景そのものが記憶されていったのが、このHanazono Roomだ。

現在のピースタジオ公式ページには、ページタイトルそのものに「例のプール」と記載されている。

つまり面白いのはここ。
もともと視聴者側で使われていた通称が広く定着し、最終的にはスタジオを運営する公式側までその名前を使うようになった。

ネット文化から生まれた愛称が、現実世界の施設名へ逆輸入された珍しい例とも言える。

「例のプール」の中はどうなっている?

有名なのはもちろんプールだが、Hanazono Roomは「プールだけのスタジオ」ではない。

公式平面図によれば、スタジオは9階と10階にまたがる186坪・614㎡の大型空間。

9階

  • プールエリア
  • 大型リビング
  • ラウンジ
  • ダイニング
  • キッチン
  • サニタリー
  • ベランダ
  • 玄関・エレベーターホール

10階

  • 洋室1~3
  • プレイルーム
  • サニタリー
  • ルーフバルコニー
  • 大きな吹き抜け

9階リビングの天井高は最大約5.6m。公式案内では「天高6mペントハウス」と紹介されている。

つまり撮影側から見ると、プールだけではなく豪邸、パーティー、寝室、リビング、水着、バスルームなど複数のシチュエーションをひとつの場所で撮影できるわけだ。

プールは意外とコンパクト? サイズを調べてみた

映像ではかなり巨大なプールに見えるが、公式資料による実寸は次の通り。

6.6m
3.2m
水深1.0~1.2m

学校やスポーツ施設のプールと比べればかなり小さい。

それでも映像では広く見える理由のひとつが、周囲を覆う大きなガラス面と高い天井、そして奥行きを強調する独特の構造だろう。

なぜ一目で「例のプール」だと分かるのか

例のプール最大の特徴は、水そのものではない。

プールを囲む黒い金属フレームと、斜めに連続する巨大なガラス窓だ。

画面の端に少し映っただけでも特徴的な幾何学模様が残るため、出演者や撮影アングルが変わっても同じ場所だと気付きやすい。

Smart FLASHの2020年の記事でも、セクシー作品のメーカー関係者が、特徴的な天井と窓ガラスの構造のため「見る人が見れば分かる」場所だという趣旨を語っている。

普通の撮影スタジオなら背景は出演者を引き立てる脇役だ。

ところが例のプールの場合、背景の方が先に「あっ!」と認識されてしまうことすらある。

ロケ地そのものがキャラクター化してしまったような場所なのだ。

なぜAV撮影でこれほど使われたのか?

例のプールが有名になった最大の理由は、長年にわたって水着グラビアやセクシー作品の撮影に利用されてきたことにある。

2020年、Smart FLASHはSODクリエイトのプロデューサー・金井陽平氏に取材。

金井氏は人気の理由として、当時は東京都内でセクシー作品の撮影に利用できるプールが限られていたことに加え、自然光がよく入り、豪華な雰囲気を作りやすいことを挙げている。

撮影場所として強かった理由

  • 東京都心にある
  • 屋内の温水プール
  • 自然光を取り込みやすい
  • 画面映えする豪華な内装
  • プール以外にも多くの部屋がある
  • ひとつのスタジオで複数シーンを撮影できる

制作側にしてみれば、非常に使い勝手のいい条件がそろっていたということだろう。

「1000本くらい撮影された」は本当?

例のプールについて検索すると、「1000本以上のAVが撮影された」といった数字を目にすることがある。

この数字には少し注意が必要だ。

2020年のSmart FLASH取材で、SODクリエイトの金井陽平氏は、それまでに「1000本くらいは撮影で使われているのではないか」という趣旨の推測を語っている。

重要:これはスタジオ側が公表した正式な撮影本数ではない。業界関係者による推測値なので、「公式に1000本以上確認されている」と書くのは正確ではない。

とはいえ、業界歴の長い制作側の人間から「1000本くらい」と表現されるほど頻繁に利用されてきた場所だった、ということは伝わってくる。

名前の由来は? なぜ「例の」プールなのか

「例のプール」という名前の正確な命名者や、最初に使われた日時までを特定できる確かな一次資料は見つかっていない。

そのため「○○掲示板の○年○月の投稿が起源」といった断定は避けた方がいい。

ただし、同じ特徴的なロケーションが繰り返し映像作品に登場したことで、ネット上で「あのプール」「例のプール」と説明なしに共有できる共通知識になっていったことは、多くの報道や出版物から確認できる。

そして2010年代には、その俗称自体がひとつのネットミームとして完全に定着していく。

ついには「例のプール」だけで一冊の本になった

この場所の異常な知名度を象徴する出来事がある。

2013年12月、アスペクトからその名も『例のプール』という本が出版された。

編著は「例のプール研究会」。版元ドットコムにも正式な書誌情報が残っている。

ひとつの撮影ロケーションだけをテーマに、市販の書籍が成立してしまったのだ。

単なる「AVでよく見る場所」の段階を超え、すでに2010年代前半には独自のサブカルチャーとして認識されていたことが分かる。

AVから一般メディアへ。「例のプール」の越境史

興味深いのは、例のプールがセクシー作品だけに閉じた場所ではないことだ。

2013年
例のプール研究会による書籍『例のプール』がアスペクトから刊行。
2014年
音楽ナタリーが、さかいゆう「サマーアゲイン」のPVが“例のプール”で撮影されたと紹介。すでに音楽メディアでも通称がそのまま通じる存在になっていた。
2015年
ボンジュール鈴木のMVでも“例のプール”が登場し、音楽ナタリーが撮影場所として紹介。
2017年
地上波テレビ番組への登場がネット上で話題となり、J-CASTニュースも「例のプール」を取り上げた。
2020年
テレビ番組で使用されたことをきっかけにSNSで話題化。Smart FLASHがロケ地の歴史やセクシー作品で使われる理由を取材。またLOOP H☆RのMVも“例のプール”で撮影された。
2023年
シンガーソングライター前野健太がHanazono Roomでライブを開催。音楽ナタリーも“例のプール”でのライブとして報じた。
2026年
瀬戸環奈が自身のYouTubeで「例のプール」を舞台に水着紹介企画を公開。翌日にはORICON NEWSが一般芸能ニュースとして報道した。

こうして並べると、「AVの有名ロケ地」という出発点から、MV、テレビ、ライブ、YouTubeへと用途が広がっていることが分かる。

いまや例のプールは、AVを見ない層にも断片的に知られる日本のネット文化における珍しい“場所ミーム”になったと言ってよさそうだ。

有名な都市伝説「石坂浩二の自宅だった」は本当?

例のプールには長年、ある有名な都市伝説が付きまとっていた。

「ここは俳優・石坂浩二の自宅だった」という話だ。

しかし2016年4月、石坂浩二本人がフジテレビ系『アウト×デラックス』出演時にこの噂を否定している。

報道によれば、石坂本人はプールのある部屋について、映画監督市川崑が住んでいた場所であり、自分はその下の階に住んでいたと説明した。

都市伝説の答え
「石坂浩二の家だった」→ 正確ではない。
「石坂浩二が同じ建物に住んでいた」→ 本人証言によれば事実。
「プールのある部屋に住んでいた」→ 市川崑だったと石坂本人が説明。

完全な作り話ではなく、実際の居住関係が少しずつ変形しながらネット上に広まったらしいところが、この噂の面白いところだ。

普通の人でも借りられる?

「AV撮影専用の秘密施設なのでは?」と思うかもしれないが、そうではない。

ピースタジオはHanazono Roomを撮影スタジオとして一般に案内しており、公式サイトでは撮影会、イベント、パーティーなどの利用も紹介している。

ただし使用内容や時間帯によっては受け付けられない場合があり、申告した利用目的と異なる使用は禁止されている。

利用したい場合は、公式サイトから内容を伝えたうえで予約可否を確認する必要がある。

2026年現在、「例のプール」を借りるといくら?

公式料金表は2026年7月22日改定

プラン前振込後日払い
3時間66,000円(税込)71,500円(税込)
12時間220,000円(税込)231,000円(税込)
延長1時間22,000円(税込)

使用自体は24時間可能だが、公式注意事項では夜間は音の静かな撮影に限定されている。

また、プールエリアへの飲食物の持ち込みは禁止。水を汚した場合にはプール水入れ替え費用55,000円(税込)が発生する。

※料金や利用条件は今後変更される可能性があります。実際に利用する場合は必ずピースタジオ公式の最新情報を確認してください。

今でもAV撮影は行われている?

ここは少し慎重に書いておきたい。

例のプールが長年にわたってセクシー作品の撮影で利用されてきたことは、業界関係者への取材や過去の報道から確認できる。

一方、2026年現在のピースタジオ公式ページには、成人向け撮影について明示的に「受付中」「不可」などの記載は見当たらない

公式規約では「使用内容や時間帯によりお受けできない場合がある」とされている。

そのため、現在について「今もAV撮影を常時受け付けている」と断定するのは避けるのが正確。成人向け撮影の現在の受付状況は、利用者がスタジオへ直接確認する必要がある。

2026年、瀬戸環奈がYouTubeで「例のプール」へ

そして2026年8月11日、人気セクシー女優の瀬戸環奈が、自身のYouTubeチャンネルで「例のプール」を舞台にした水着紹介動画を公開した。

翌12日にはORICON NEWSまでこの企画を紹介。

瀬戸環奈は動画内で撮影場所について、自分はもちろん知っているとしたうえで、多くの男性が知っているのではないかという趣旨で触れている。

ここが象徴的だ。

かつてAVファンの内輪ネタとして成立した「例のプール」という言葉が、2026年には一般芸能メディアの記事タイトルに説明なしで登場するまでになった。

長年のネット文化が、完全に一周した瞬間と言っていいかもしれない。

「例のプール」がここまで有名になった理由

改めて整理すると、ひとつの撮影スタジオがここまで有名になった理由はいくつも重なっている。

  • 長期間にわたって多数の作品で使用された
  • 黒いフレームと巨大ガラス窓という一目で分かる外観
  • 水着・グラビア・セクシー作品との相性が非常に良かった
  • 東京都心という撮影しやすい立地
  • ネット上で「あの場所」と認識されるようになった
  • テレビやMVなど一般作品にも登場した
  • 「例のプール」という覚えやすい名前が定着した

そして最大のポイントは、出演者が変わってもロケ地は変わらないこと。

何年も映像を見ているうちに、視聴者の頭の中へ背景そのものが蓄積される。

その結果、普通なら作品の後ろに隠れてしまうはずの撮影場所が、独立したコンテンツになった。

「例のプール」は単なるプールではない。

映像作品、AV文化、ネット文化が偶然交差して生まれた、少し変わった日本のロケ地史なのである。

よくある質問

Q. 「例のプール」は本当に実在する?
はい。東京都新宿区にあるピースタジオ「No.136 Hanazono Room」です。現在は公式サイトでも「例のプール」という名称が使用されています。
Q. どこにある?
公式所在地は東京都新宿区新宿1-19-10です。
Q. AV専用スタジオ?
いいえ。グラビアや映像撮影のほか、撮影会、イベント、パーティーなどの用途も公式に案内されています。
Q. 石坂浩二の自宅だった?
正確には違います。2016年に石坂浩二本人が、プールのある部屋には映画監督・市川崑が住んでおり、自身はその下の階に住んでいたと説明しています。
Q. プールの大きさは?
公式資料では縦6.6m、横3.2m、水深1.0~1.2mです。
Q. 一般人でも利用できる?
撮影やイベントなどの利用案内があります。ただし利用内容には審査・制限があり、予約時にスタジオ側への確認が必要です。
Q. 本当に1000本のAVが撮影された?
公式集計ではありません。2020年のSmart FLASH取材で、SODクリエイトのプロデューサーが「1000本くらい使われているのでは」という趣旨の推測を語ったことが数字の根拠です。

まとめ:「例のプール」はロケ地そのものがネット文化になった場所

AVファンなら一度は見たことがあるかもしれない「例のプール」。

その正体は、東京・新宿に実在するピースタジオ No.136 Hanazono Roomだった。

  • 公式まで現在「例のプール」と呼んでいる
  • 面積614㎡の大型スタジオ
  • プールは6.6m × 3.2m
  • 長年グラビアやセクシー作品で使用
  • 書籍化されるほどネット文化として定着
  • MVやテレビ、ライブにも進出
  • 石坂浩二邸説には意外な真相があった
  • 2026年には瀬戸環奈のYouTube企画でも再び話題に

何度も同じ場所が映るうちに、いつしか背景だったプールそのものが有名になり、ファンが付けた俗称を公式まで名乗るようになった。

これほど「ロケ地そのもの」が主役になった撮影スタジオも珍しい。

次に作品や動画の中であの黒いガラスフレームが見えたら、きっと以前とは少し違って見えるはずだ。